食洗機(Panasonic NP-45RS7)が謎のエラー:【節電】【標準】【予約】温度ヒューズが原因だった話(前編)

さて、本日は昨日エラーが出てしまった食洗機の応急処置の備忘録です。

※真似する際は完全自己責任でお願いします。

 

我が家に食洗機が来てはや2年。毎日朝晩しっかり働いてもらっていました。

が昨日急にこんなエラーがでて動かなくなってしまいました。

これはこまるぅううう!

と同時に、何とか自分で直したい欲が。。ウズウズ

どうせ何かが詰まったとか、ふたが閉じていないとかだと思って、取説を見てみたのですが、このエラーパターンが・・・ない!!

 

これは困ったと思い、似た様な症状が出た人のブログを読んだところ温度ヒューズが原因のようで修理費14000円かかったとのこと。(高っ)

ということで自分で原因を突き止めることに。

以下我が家の食洗機スペックです。

  • 販売:クリナップ
  • 製造:Panasonic
  • 型番:NP-45RS7BCP
  • 設置:2019年10月
  • 利用:毎日朝晩1回ずつ

まず、怪しいところを見つけるということで食洗機の下のトレーをはずします。
ネジ6個くらいで固定されているのではずすだけです。

こんな見た目になります。

コレはすでに掃除をした後に取ったのですが、左下の吸気ファンをまず疑います。

 

ネジを3つさらにはずすと、、

ガボッとこのように外れます。

うう、汚い。油とホコリがたまった感じになっています。
ブラシで軽くこすって汚れを落としましょう。

まあまぁ綺麗になりました。

が、故障してそうな箇所は見つけられず、戻すことに。

 

次に、先ほどの写真の右上にある温度ヒューズを見てみます。

エラーの原因としてヒューズが飛んでいる可能性が。

ご覧の通り分かりやすく温度ヒューズと書いてありますね。
ご丁寧に左側のは電流ヒューズもかねた温度ヒューズ、右側のは温度ヒューズ

下のはサーモスタットでしょう。

【左側詳細】

・12A

・100℃

・DM100V

・9204

・周囲に電流ヒューズとあり

【右側詳細】

・15A(側面に記載)

・100℃

・DM100V

・9103

 

この食洗機のヒーター消費電力は600Wですが、設計上は12Aまで流れても耐えられるようになっているようです。

 

次に、このヒューズが生きているか見てみます。

チェック方法は簡単で、テスターの抵抗値測定モードでヒューズを測定するだけ、

通常は導通しているため、抵抗値は0付近になるはず。

一つ目左側

異常なさそうです。

二つ目

導通がありません。このヒューズが切れていることが分かりました。

さて、このヒューズですが、結論から言うとどんなに調べてもパーツとして売っているところは見つけられませんでした。

他の方のブログを見ると

ANP13D-520

このような部品番号のようなのですが、それもヒットせず、応急処置をまず考えます。

ひとまず分解してみました。

こんな部品が出てきました。

あけた時にものが飛び出てきたので、何がおきてだめになったかたどり着くのに時間がかかってしまったのですが、恐らくこの温度ヒューズの仕組みはこのようになっています。

 

口で説明するより絵で描いたほうが分かりやすいのですが、100℃で溶ける樹脂が入っており、溶けてしまうと、回路を導通させていたアルミ板が跳ね上がり、接点がなくなってしまうというもの。作りは単純ですが、これごと変えないと直りません。

とはいうものの、部品は出回ってなさそうなので、困りました。

ここで、一度ヒューズが落ちた原因について考えます。

そもそも温度ヒューズが落ちるのはなぜかというと単純で、

高い温度になってしまったからです。

ではなぜ高い温度になるのでしょうか。

考えられるところとしてはヒーターが異常発熱をした

あるいは、

熱がこもって高温になってしまった。

となります。

 

というわけでヒーターを見てみました。

庫内をみるとヒーターは暑くなるので、ガードしてあります。

一見問題ないように見えるのですが、、、

あけてビックリ

なにやら得たいの知れないものが・・・!

これは油や石鹸カスが固まったもののようでした。

しかも焦げている。

ということは、このカスが溜まり、異常高温になってしまい、温度ヒューズが落ちた

のだと思いました。

なにやともあれまずはお掃除を

ゴシゴシ、シュッシュと

 

完全には取れませんでしたが、大体綺麗になりました。

コレを戻し、温度ヒューズの修復方法について考えます。

 

市販で100℃15Aで出回っている温度ヒューズがありました。

 

 

ひとまず、前に進めるしかないのでコレを買いました。

何とかこれを組み込んでしのぎます。

 

他のかたがたのブログ読んでいると、どうも先ほどの場所はカスが溜まりやすく、

故障の原因になることが多いようです。

 

そして、できれば毎月1回はこのようなクリーナーで掃除をすると良いそうです。

 

 

いろいろ調べたところで、多分通常は出回っていないエラー表示の説明をネットで見つけました。(もっと早く見つけたかった。ここまで来るのに実は何時間もかかりました。)

 

エラーの意味はヒーターリレーの異常かヒューズが切れたかということだったそうです。

さて、食洗機がないと我が家は回らないので、恐々ですが応急運転としてヒューズを介さず電線を直結し、見張り番をしながら動かしています。

 

次回は、注文した温度ヒューズをどのようにつけたかという記事になります。