これは電気工事士の勉強記録です。
この本を参考に自分が分かりにくいと思ったところや記憶しておくべしと思ったところを分野別に備忘録として残しておこうと思います。
主に自分の復習用ですが、勉強の参考になれば幸いです。
今回は電線の種類と図記号というタイトルですが、配線図の記号はJISC0303が元になっています。様々な配線図記号を知ることで知識UPを目指したい方はJISC 日本産業標準調査会こちらでJISが閲覧できるので使用すると良いでしょう。
- 配線方法の図記号
配線図の図記号ですが4種類あります。上から何か分かりますか?
上から天井隠蔽配線、床隠蔽配線、露出配線、地中配線となります。
これらは必ず覚えるべしという内容です。 - 電線の種類
次に電線の種類ですが我々が日常的に使っているものをまずコードと呼びます。
続いて銅線などの胴体を絶縁物で覆ったものを絶縁電線といいます。さらにそれの周りをビニールの外装で覆った電線をケーブルと呼びます。
ケーブルというものとコードが明確に区別されていますので注意が必要です。
ケーブルでよく使われるものとしては以下のようなVVFケーブルがあります。後述しますがVVRという丸い形をしたケーブルもありますが、施工が楽なのはVVFというフラット方のこれらのケーブルだそうです。
3芯用
アース付属タイプもあります。
ケーブルの耐熱温度についてはVV系(色は灰色)が基本の60度、EM-EEFは難燃性でかつちょっと耐熱が良く75度、CV系(架橋ポリエチレン、色は黒)になるとさらに高くて90度、MIはMineral Insulatedの略で無機絶縁材が入っていて250度までOK。ものによっては1000度以上たえれるものもあるとか。多分鉄鋼系の工場用
- コードについて
コードは図記号がないものの2種類区別があります
①ビニルコード:発熱しない電気器具の移動用
②乾燥した場所の電球、電熱器、コタツなどの移動用
ちなみに、足元にあるアイリスオーヤマのカーペットを見たところ”VCTFK 0.75mm”と書いてありました。
コレです↓
調べてみるとVCTFKはJIS規格の絶縁電線をビニルで覆ったものだそうで、カーペット利用に適合するとのことでした。
このカーペットは消費電力30Wなのでケーブルには0.3A流れることになります。
ケーブルの許容電流は7Aなので充分すぎるくらい余裕を持ったケーブルであることが理解できます。
身近にあるものを勉強と絡めて考えるといろいろなことが分かってきますね。
ちなみに電線の太さはJISで規格されていて
単線:1.6mm/2.0mm/2.6mm/3.2mmなど
より線:2mm2/3.5mm2/5.5mm2/8mm2などがあるそうですが詳しく知りたい方は以下のように検索するとJIS規格がたくさん出てくるので見てみてください。