今回は電線管についてです。
いろいろあって使い分けが難しそうなのでどのようなところに使うかメモしていきます。
まず、電線管は家庭内で使われているものでしょうか?
天井裏を見てみてください。多くがVVFケーブルがそのままワッサーと張り巡らされられて入るだけではないでしょうか。
あまり一般家庭では使われないようですのでなじみがないですね。
とはいうものの、商業施設や工場などには使われているのでその辺のイメージを持ちながら覚えると良いかもしれません。
先日タイムズの駐車場にてPE管とCD管が地面から伸びてジャンクションボックスに入っている部分を見つけました。CD管は紫外線影響に弱いためPE管より安く販売されているようですが、地面から伸びたCD管は見事に劣化して中のVVFケーブルが見えていました。コレって施工ミスなのではと思いました。本当はCD管が地面から出てきたところでPF管に切り替えてあげる必要があったのではと。。
それはさておき、管の種類とそれぞれの特徴について書いていきます。
まず、大きく電線管は金属管とプラスチック管にわけれられます。
【金属管について】
金属管には3種類あり、大まかな使い分けは以下のようです。
- 薄鋼電線管(記号:C)
屋外・屋内OK。衝撃や腐食が少ない場所で用いられる
丸一鋼管 C25 薄鋼電線管 ネジ付パイプ 3.66m 5本
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- 厚鋼電線管(記号:G)
屋外・屋内OK。腐食が多い場所で用いられる
- ねじなし電線管(記号:E)
屋外・屋内OK。施工が簡易な反面、防水性は× 隙間から入る - 2種金属製可とう電線管(記号:F2)
屋外・屋内OK。S字配管、機械内部の配管機器から電線管への接続部など複雑な曲げ加工の必要な場所に利用可能
いろんな種類があるので、明確に使い分けるものなのかと思いきや、どれもどこでも使えるので、好みに合った使い方をするのだと理解。施工性をとるか堅牢性をとるか毎度考えることになるのでしょう。
もし、一般家庭屋内配線で金属管を用いるならネジ無し電線管が費用も時間もセーブできそうです。
施工価格としては厚鋼電線管>薄鋼電線管>ねじなし電線管となると思います。
というのも厚鋼電線管はそもそも同じ長さあたりの重さが薄鋼電線管に比べて重いので材料費がかさむ+運搬費もかさむことが予想されます。また、厚鋼電線管と薄鋼電線管はネジを現場であわせながら切る必要があるので施工が大変になります。具体的には現地採寸→金属管カット→ねじ切り機械にてネジ切り→接続となり手間と時間がかかります。
長くなりましたが、次にプラスチック製電線管についてです
【プラスチック管について】